かに星雲の超新星爆発を藤原定家が明月記に記録。

かに星雲は超新星残骸で
地球からは7000光年離れている星雲の1つです。

 

 

このかに星雲は実は古く昔から
記録に記されているものでもあるのです。

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かに星雲の超新星爆発

星雲というものは
宇宙空間に漂っている
塵やガスの集まりのこと。

 

 

宇宙が美しいというのも
自ら光り輝く恒星や
銀河の集まりなどがあるからですが
こういった星雲があるからこそ
よりその幻想的で美しい光景を
作り上げているからと
いっても過言ではありません。

 

 

この星雲の中でも
特に一般的なものといわれるのが
パルサー星雲というもの。

 

 

このパルサー星雲というものは
パルサー風というものから
形成されるもの。

 

 

パルサー星雲の中でも
代表的なものが
今回注目するかに星雲

 

 

このかに星雲は
牡牛座にある超新星残骸。

 

 

超新星残骸とは
恒星の最期、超新星爆発した後に
残される残骸のことですね。

 

 

恒星は生まれて輝いたあとには
最期の時を爆発という形で
迎えます。

 

 

時にはその超新星爆発は
流れ星のようにも見えることがありますね。

 

 

かに星雲も
その超新星爆発を起こした恒星の残骸。

 

 

このかに星雲は
今からかなりさかのぼって
1054年に出現したと言われています。

 

 

出現をしてから
現在に至るまではその大きさは
膨張し続けているようで
中心にはかにパルサーの存在も
確認されています。

 

 

このカニパルサーというのは
1968年に発見された
超新星の中性子星ですね。

 

 

直径は10㎞で16等級。

 

 

さすがにパルサー星雲の代表的存在なだけに
かに星雲の大きさはとても大きく
半径は5.5光年というもの。

 

 

さらに膨張をし続けているのならば
今後はさらに大きくなっていくのではないでしょうか。

 

 

このかに星雲は
地球からはおよそ7200光年も離れていて
かなり遠くに存在しています。

 

 

なので肉眼では今では観ることができないものの
望遠鏡などをつかえば
観測は可能みたいですね。

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藤原定家が明月記に記録。

このかに星雲は
歴史に名を残し、記されている
星雲だということでも有名。

 

 

このかに星雲のことを記しているのが
日本と中国。

 

 

日本では百人一首などでも有名な
藤原定家によって
明月記にかに星雲のことが
記されています。

 

 

丁度この頃
今から約960年前
かに星雲のもととなった
超新星爆発が起こりました。

 

 

あまりにも大きなこの超新星爆発は
地球とは約7000光年という距離がありながら
まばゆい光を地球へと降り注がせ
その時代の者を驚かせたということ。

 

 

これは中国の
宋史天文志というものにも
記録が残されているようで
他にはこの超新星爆発のことと
思われる記述が中東イラクやアメリカなどにも
残されているようです。

 

 

この超新星爆発の光というのは
昼間でも明るく見えるほどに
大きな輝きだったようなので
当時としてはかなり驚いたのではないでしょうか。

 

 

藤原定家はおうし座付近、オリオン座の東に
見慣れない星をみたと記していますが
天体に詳しくないものならば
何かの予兆や神のお告げとも
思ったかもしれませんね。

 

 

ただ、1つ疑問が残されていて
現代になっても議論が行われていることがあります。

 

 

というのも藤原定家が生まれたのは
1162年のことであり
超新星爆発が起きたのは
1054年のことなので
藤原定家はまだ生まれてはいない
過去のこと。

 

 

何故藤原定家は
自分が生まれる前のことを
明月記に記したのか
様々な説があるようです。

 

 

何故興味をもったのか
ということ以前に
どうやってその情報を得たのか
現代にも残されている超新星爆発の記録は
決して簡素なものとはいえませんし
事実現代の天文学の最先端をいっています。
とても不思議ですよね。

 

 

この明月記には
実際に藤原定家が体験をしていないことが
他にも記されているようで
伝え聞いた内容を元に
記録を残したということ。

 

 

特に誰もが知っている安倍晴明の一族
星を観ることに正確さを誇っていたようで
情報はそこから得たのではと言われています。

 

 

藤原定家と明月記については
まだ専門家の間では
たくさんの説が出ているようですが
今から数百年と前の星の終わりが
今もこうしてかに星雲として
形を残しているというのは
とても感慨深いものがありますよね。

 

 

他にもこの明月記には
おおかみ座の超新星爆発なども
記録として残されています。

 

 

機会があれば明月記のほうも
調べてみると
違った観点から天文学を楽しめる
きっかけになるかもしれませんね。

 

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